第1回大会 Pクラス


優勝
籠球会


準優勝
ARK


第3位
蔵王クラブ


BEST5








第34回 フープフェスタ S2クラス 決勝戦 戦評

昨年秋より実施されているS1、S2クラスの入れ替え制度により、群雄割拠の様相を呈した今回の大会。
それぞれのチームの思いがぶつかる中、2日間の厳しいトーナメントを勝ち進み決勝戦の舞台に立ったのは、
第25回大会以来の決勝進出「ARK」と、実力者が名を連ね参戦2回目にしてタイトル奪取を狙う「籠球会」。
どちらが勝っても初優勝の組み合わせとなった。

≪1Q≫

籠球会のスターターは♯4,5,8,42,44。
対するARKは♯6,9,10,13,14。
どちらのチームもサイズはそれほどないものの、抜群の運動能力とスピードが持ち味。
出だしからそれぞれの個の力のぶつかり合いとなるが、初優勝へ掛ける思いからかお互いに一歩も譲らず、
なかなかイージーなシュートとはならずにスコアレスの時間帯が続いた。
そんな中、重苦しい雰囲気を打ち破って初ゴールを決めたのはARK♯10のゴール下。
ARKがここから波に乗れるかという場面もあったが、籠球会が♯4の速攻とスリーポイントで反撃。
その後は互いに譲らず1点差でこのQを終了した。

【籠球会 7 − 8 ARK】

≪2Q≫

開始直後に籠球会#4が再びスリーポイントを決めリードを奪ったが、ここからARKは♯7のレイアップ、
♯14の華麗なロングパスアシストもあり3本連続でゴールを返す。
これを受けて籠球会はすかさずTOを要求。
このTOで持ち直した籠球会は♯8のスピードあるドライブを中心に再び得点。
さらに♯8は2Q終了時のブザービーターも決め会場を盛り上げた。

【籠球会 18 − 17 ARK】

≪3Q≫

後半に入っても運動量が落ちることなく、お互いに速いオフェンスを展開する。
出だしから籠球会♯8が鋭いドライブからバスケットカウントを奪う。
更に♯42が正確なミドルショットを披露。
これに対しARKは♯14がミドルを次々と決めて反撃。
♯7もスリーを決めて一時逆転するが、終了間際に再び籠球会♯42のミドルに♯8の速攻が決まり、
籠球会の4点リードで最終Qへと突入した。

【籠球会 33 − 29 ARK】

≪4Q≫

4Qはまさに意地のぶつかり合いといった展開。籠球会は♯42が躍動。
ゴール下に加えて正確なミドルを連発し、このQのオフェンスをけん引。
ARKは力を振り絞り食い下がるが、なかなか追いつけないまま時間だけが過ぎていく苦しい状況。
そこを救ったのは♯14の起死回生のスリーポイント。
ここで1点差とはしたが、籠球会も簡単には追いつかせない。
再び♯42がミドルシュートを華麗に決め3点差とする。
残り時間が1分を切り、会場の全員が息をのんでコートに注目する中、ARKのオフェンスがスタート。
籠球会のタイトなディフェンスの中、一瞬の隙を突いてARK♯7がスリーポイントを放つ・・・
これが決まり試合終了間際にして同点となった。

その後、残り数秒のオフェンスでは決着がつかず、大会史上初のフリースロー決戦を迎える事となった。

【籠球会 41 − ARK41】

≪フリースロー決戦≫

フリースロー決戦という独特の緊張が漂う中、お互いが5人ずつフリースローを放ち3−3の同点。
サドンデスに突入し、先行のARK6人目が外してしまう。
これを決めれば優勝が決まるという大事なフリースローの場に立ったのは、
試合を通じても正確なショットを放っていた♯42。
会場中が注目する中、放たれたボールがきれいにリングをくぐり抜け、籠球会の初優勝で今大会の幕が閉じた。