第1回大会 Pクラス


優勝
大江クラブ


準優勝
MISAKI


第3位
Freestyle


大会ベスト5






HOOP FESTA S1クラス決勝戦評

 

前回大会を最後にPクラスのカテゴリーが廃止となり、今大会から2クラスが統合されS1クラスとして開催された。

前回大会3位の「MISAKI」は、Pクラス二連覇中で第1シードのFreestyleを破り決勝進出、S1クラス2回目の優勝を目指す

一方の「大江クラブ」は、弐中・COLOR・SLICKERS1と次々に強豪を退け、初の決勝進出。

 好ゲームが、期待されるカードとなった。

 

 

1Q   両チーム互いにマンツウマンディフェンスでスタート。

    先制は、MISAKI。#7が、リバウンドを奪取しそのままドリブルで相手ゴールに迫りレイアップ。力強いコーストツウコーストを決める。すぐさま#17のドライブインで大江クラブが決め返すが、後が続かない。MISAKI#7が、大江クラブのポイントゲッターである#15にマッチアップし、ポストプレーを見事に封じる。サイズで劣るMISAKI#7であるが、パワーで負けることなく大江クラブ#15に得点を与えないナイスディフェンス。なおもMISAKI#7が、コーストツウコースト、ジャンパーで連続得点。攻守に大活躍を見せ8−2とMISAKIがリードする。流れを変えたい大江クラブは、残り4分にタイムアウトを請求。タイムアウトあけすぐ大江クラブ#10がジャンパーを沈め食らいつくが、MISSAKIは、#7の技ありのゴール、#24の3P、スチールからのドリブルレイアップで更にリードを広げ15−4とする。

    対する大江クラブは、#17、#15、#29がゴール下やジャンパーなどで対抗するが、その間、MISSAKI#24が3Pを沈め18−12。MISAKI6点のリードでこのQ終了

 

 

2Q   大江クラブは、#6を投入し追い上げを図ろうとする。この起用がズバリ的中。    開始すぐに巧みなドリブルワークからゴール下のシュートを沈め、続けて絶妙なアシストパスと#6が大活躍。#29のジャンパーも決まり一気に2点差と迫る。その後も#6の鋭いドライブインにMISAKIディフェンスは対応できずファールを犯す場面が多くなる。対するMISAKIは、#7のゴール下のパワープレーからのシュートや#24の3Pをアシスト。逆転を許さない。しかし、またも大江クラブ#6が高い打点のジャンパーで応戦。MISAKIは速い攻めを展開しはじめリズムを戻すかに見えたが、大江クラブの大黒柱#15がリバウンドからミドルシュートを沈めると一気に大江クラブペースとなり#6、#7が続けて得点。MISAKI#4も苦しい場面で決め返すが、アーリーオフェンスなど個人技に頼らないチームオフェンスで大江クラブがついに試合をひっくり返す。さらに#51がゴール下の#15にナイスアシストパス。多彩なオフェンスを展開した大江クラブが25−29と4点のリードで折り返す。

3Q   後半開始すぐにMISAKIのエース#7が、力強いドライブでファールを誘いフリースローを得る。2本とも確実に決め2点差とするが、大江クラブも#7がターンショットを決め返す。MISAKI#1が3Pを沈めると大江クラブ#20が3Pをお返し、両者互いに譲らず一進一退の攻防が繰り広げられる。しかし、MISAKI#7に疲れが見え始めると徐々に大江クラブのペースで試合が進む。大江クラブ#20の2本の3Pや#27のジャンプパー、#15のミドルやゴール下などで32−42と10点差とリードを広げて最終Qへ。

 

 

4Q   3Qの好調さを維持する大江クラブに対して、MISAKI#7が意地を見せ食らいつく。しかし、チームの得意とするアウトサイドシュートの精度が下がり点差は縮まらない。この間、大江クラブは#20、#27、#7が得点。特定のプレーヤーに偏らないオフェンスを展開しさらにリードを広げる。残り2分38−52としたところで大江クラブは、メンバーを大きく入れ替える。MISAKIは#6のフリースローで2点を返すのがやっと。大江クラブは、#27のラニングプレーや#2のバスカンとサブメンバーも好プレーを連発。#2はフリースローもしっかり沈め40−59としタイムアップ。最後は、19点差と大差をつけ大江クラブが初めての王座についた。

 

     大江クラブは、各ポジションともバランスよく好プレーヤーを揃え、多彩なオフェンスを展開。序盤リードを許したが、焦ることなく自分たちのプレーを崩さず逆点、そして差を広げる余裕の試合運びで快勝した。

MISAKIは、エースの#7を中心にひたむきに挑んだが、得意とするアウトサイドシュートの確率が低かったのが響いた。

最後は、点差が開いたが対照的チームカラーの戦いは見ごたえ十分であった。

 

                                     (文責:尾形)