第1回大会 Pクラス


優勝
蔵王クラブ


準優勝
アベレージ


第3位
Pivot


第4位
ボンバーズ


第5位
HARLEM


大会ベスト5
後藤和郎(蔵王クラブ 13)
高橋利幸(蔵王クラブ 35)
石川裕太朗(アベレージ 9)
相澤賢志(Pivot 32)
齋藤裕貴(ボンバーズ 5)










第30回HOOPFESTA S1クラス決勝戦
蔵王クラブ 対 アベレージ


1Q

どちらが勝っても初優勝となる組み合わせ。
両チームともディフェンスはマンツーマンでスタート。
両チームの初得点は蔵王クラブ13の3P。
その後、両チームのシュートがなかなか決まらず、
両チームとも流れを掴めないまま、第1Qが終了。

蔵王クラブ 9 - 8 アベレージ


2Q

立ち上がりは両チームとも点の取り合いスタートしたが、
その後は両チームともシュートの確率が悪くなり、
第1Qとほぼ同様な展開となる。

蔵王クラブ 18 - 17 アベレージ


3Q

蔵王クラブ7のシュートで後半が幕を開ける。
蔵王クラブは速攻、リバウンドで流れを掴む。
対するアベレージは1や3が奮闘するも、得点源の9が
蔵王クラブ35の執拗なマークにあい沈黙。
流れを戻せないまま蔵王クラブリードで第3Qが終了。

蔵王クラブ 34 - 22 アベレージ


4Q

アベレージはこのQ最初の得点を奪い、幸先良く
スタートしたが、なかなか得点が伸びず、
点差が縮まらないまま試合が進む。
一方、蔵王クラブは落ち着いた試合運びを見せ、
効果的に時間を使いながら得点を重ねる。
終盤、苦しくなったアベレージは、
若さを活かし良く走ってシュートを
狙うも、なかなか決まらない。
結局、最後まで見事なゲームコントロールを
見せた蔵王クラブが、若さで対抗するアベレージ
を退け、悲願の初優勝を達成した。
試合運びの巧みさや攻撃のバリエーションも含め、
経験の差が色濃く出た試合であった。

最終スコア
蔵王クラブ 47 - 28 アベレージ


(伊東・武田 共著)



3位決定戦
ボンバーズ VS Pivot


S1クラス第30回記念大会3位決定戦は、準決勝で優勝した蔵王クラブに激戦の末2点差の惜敗となったPivotと、アベレージの若さの前に2大会連続の決勝進出を阻まれたボンバーズの対戦となった。
試合は第2ピリオドに怒涛の攻撃を仕掛けたPivotが、一気に流れを掴み大量の19点リードを奪うが、後半必死の追い上げを図り6点差まで迫ったボンバーズの猛攻を守りきり勝利した。


第1ピリオド、ボンバーズはマンツーマンディフェンス、Pivotはゾーンディフェンスでスタート。ボンバーズは#38の2P、#8の3Pシュートの連続得点で好調な滑り出し。Pivotもすぐさま反撃し開始4分で7−7との同点とすると、ボンバーズのミスにつけ込み#19の速攻からのシュートがバスケットカウントとなる。1スローも決まりPivotがリードするが、その後は互角の展開となり13−14とPivotがわずか1点のリードで終了。

第2ピリオド、序盤Pivotは#33のリバウンドシュート、ボンバーズは#11の3Pシュートと互いに入れ合い16−16の同点となる。しかし、ボンバーズはPivotのゾーンディフェンスを攻めあぐみノーゴールが続く。その間Pivotは#12の3Pシュートなどで16−23とリードすると、流れを掴んだPivotはさらに#15の2P、#12の3Pシュートなどで確実に得点を重ね、19−32と差を大きく広げる。ボンバーズはゾーンディフェンスに変え相手に傾いた流れを止めようするが、Pivot#12と#19に3Pシュートを沈められ21−40とこの試合最大の19点差となる。

第3ピリオド、ボンバーズはマンツーマンディフェンスに戻してプレッシャーを強めると、5人の選手だけで試合に臨んだPivotは体力的に厳しくなりゴールに結びつけられない苦しい場面が目立つようになる。その隙に一気に追いつきたいボンバーズは8点差まで迫まるも、得点を連取することが出来ず、終盤Pivotに得点を許してしまい32−44で第4ピリオドへ。

第4ピリオド、ボンバーズはマンツーマンディフェンスからボールを奪取し速攻を繰り出し反撃のチャンスを作るが、なかなか得点に繋げる事が出来ない。苦しくなってきたボンバーズは残り5分、オールコートでプレスをかけ活路を見いだそうとするも、Pivotは落ち着いた試合運びで時間を進める。残り2分を切り、ボンバーズは#10、#13の2Pシュート、#18の3Pシュートで必死の追い上げを図るものの、Pivotが44−50で逃げ切り3位決定戦を制した。

 大会2日目は、ベンチに1人も居ない5人の選手だけで試合に臨むという苦しい状況の中、慌てることなく冷静な試合運びで勝利したPivot。敗れはしたが19点の大差をつけられても最後まで諦めずプレーし6点差まで迫る粘りを見せたボンバーズ。両チームの健闘・奮闘に拍手を贈りたい。


(尾形・黒坂)